タイムライン 時間に触れるためのいくつかの方法 | TIMELINE: Several ways to touch time

綴じて、開く。——記録集のためのいくつかの方法


this and that 『STAYTUNE/D』『タイムライン——時間に触れるためのいくつかの方法』記録集刊行記念トークイベント「綴じて、開く。——記録集のためのいくつかの方法」

  • 日時:2021年2月6日(土)14:00-16:00
  • 配信方法:YouTube https://www.youtube.com/watch?v=TgE9xNGXNP8
  • 出演者:長谷川新、田口かおり、加藤巧、𡈽方大、清水泰介、増田千恵、熊谷篤史

2019年に開催された2つの展覧会『タイムライン』展『STAYTUNE/D』の記録集がともにthis and thatから刊行された。時間と距離——動き続けること/ものについて展覧会の形で世に問いかけを放った関係者が、ここに再度集う。キュレーター、作家、インストーラー、編集者、デザイナー、修復家。立場の異なる各自が、そしてそれぞれの企画が目指した「記録」とは何だったのか?私たちは何を「アーカイブ」しているのだろうか。


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長谷川新Arata Hasegawa
インディペンデントキュレーター
1988年生まれ。京都大学総合人間学部卒業。主な企画に「無人島にて「80年代」の彫刻/立体/インスタレーション」(2014年)、「パレ・ド・キョート/現実のたてる音」(2015年)、「クロニクル、クロニクル!」(2016-2017年)、「不純物と免疫」(2017-2018年)、「STAYTUNE/D」(2019年)、「グランリバース」(2019年-)、「約束の凝集」(2020-2021年)など。国立民族学博物館共同研究員。日本写真芸術専門学校講師。日本建築学会書評委員。PARADISE AIRゲストキュレーター。スタジオ四半世紀。
田口かおりTaguci Kaori
保存修復士
1981年東京都生まれ。フィレンツェ国際芸術大学絵画修復科修了後、市内の修復工房Studio Venerosiにて絵画修復士として勤務。2013年に京都大学人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は保存修復理論、保存修復史。現在、東海大学情報技術センター講師。近著に『保存修復の技法と思想 古典芸術・ルネサンス絵画から現代アートまで』(第七回表象文化論学会賞)がある。
加藤巧Kato Takumi
アーティスト
1984年愛知県生まれ。美術家。主な発表として、「Seen from a Vehicle」(2015/フィンランド・イイ)、「作法のためのリマインダ」(2015/奈良県「奈良町家の芸術祭・はならぁと」今井町エリア担当キュレーター、作品制作)、「ニューミューテーション変・進・深化」(2018/京都芸術センター)、「VOCA展2020 現代美術の展望新しい平面の作家たち(上野の森美術館/東京都)などがある。制作材料の勉強会「Vehicle」主宰(2020–)
𡈽方大Hijikata Dai
アーティスト・インストーラー
1989年愛知県生まれ。2011年金沢美術工芸大学彫刻専攻卒業。現在、秋田公立美術大学大学院助手。気温、湿度、光などの外的要因によって形態を変化させるインスタレーション作品などを制作している。また、スペース運営や展覧会企画、プロジェクトの運営をしながら、インストーラーとしても芸術祭や展覧会などの作品設置も携わる。代表的な発表として、「クロニクル、クロニクル!」(2016–2017/CCO/大阪/ディレクター)、「向三軒両隣」(2017–/秋田/ディレクター)、「虹の麓」(2014/市民ギャラリー矢田/名古屋/企画出品)などがある。
清水泰介Shimizu Taisuke
コーディネーター
1987年京都府生まれ。2011年神戸大学国際文化学部卒業。主な企画に「無人島にて「80年代」の彫刻/立体/インスタレーション」(2014/京都造形芸術大学ギャルリ・オーブ/京都/企画)、「クロニクル、クロニクル!」(2016–2017/CCO/大阪/実行委員会)、および本展「タイムライン——時間に触れるためのいくつかの方法」コーディネーターなど。
増田千恵Masuda Chie
編集・制作
1978年東京都生まれ。武蔵野美術大学大学院修了。2004年よりリア制作室に参加、2020年より個人版元「this and that」を開始。
主な仕事に、芸術批評誌『REAR』(リア制作室、2003-)、『アイチアートクロニクル1919-2019』(愛知県美術館、2019)、『もの・かたり手繰りよせることばを超えて(東京造形大学、2019)、『STAYTUNE/D』(this and that、2020)、『タイムライン——時間に触れるためのいくつかの方法』(同、2021)など。
熊谷篤史Kumagai Atsushi
デザイナー
1983年愛知県生まれ。武蔵野美術大学卒業。主な展覧会のグラフィックに、「無人島にて「80年代」の彫刻/立体/インスタレーション」(2014年)、「パレ・ド・キョート/現実のたてる音」(2015年)、「クロニクル、クロニクル!」(2016-2017年)、「不純物と免疫」(2017-2018年)、「写真的曖昧」(2018) 、「STAYTUNE/D」(2019年)、「ところざわ:アートの潮流」(2020)、「日本初期写真史 関東編幕末明治を撮る」(2020–2021)、「約束の凝集」(2020-2021年)など。

STAYTUNE/D

https://www.gallery-muryow.com/2019ex04

展覧会概要

展覧会名STAYTUNE/D
開催日時2019年10月4日(金)- 11月24日(日)
11:00 - 18:00 (※金土日祝のみ開廊)
参加作家aokid / 池ノ内篤人 / 大和田俊 / 里見宗次 / 曽根裕 / 八幡亜樹
キュレーター長谷川新 インディペンデントキュレーター
​主催ギャラリー無量
助成公益財団法人アイスタイル芸術スポーツ振興財団
協力金沢21世紀美術館、京都工芸繊維大学 美術工芸資料館、芸宿

​書誌情報

編著長谷川新
デザイン熊谷篤史
判型A4変
頁数120
定価3000円(本体)
発行this and that 2020年7月
目次
  • インスタレーションビュー、作品画像(八幡亜樹、曽根裕、里見宗次、aokid、大和田俊、池ノ内篤人)
  • 長谷川新「STAYTUNE/D」
  • 出品作家略歴
  • aokidのヒッチハイク 11/21‒23
  • 熊倉一紗「移動するグラフィック・デザイナー―1940年前後の日本とタイにおける里見宗次―」(日・タイ / 翻訳:福冨渉)
  • 佐原しおり「池ノ内篤人のサイパン渡航について」(日・英 / 翻訳:長谷川祐輔)
  • 黒嵜想「用途なき聴覚、輪郭なき耳」(日・英 / 翻訳:大和田俊)
  • 大和田俊参考図版
  • 水口博幸「非情のジャングル―フィリピン戦線生き残り元日本兵」(抄録)
  • 主催者より

タイムライン-時間に触れるためのいくつかの方法

http://artandarchive.com/timeline/

展覧会概要

展覧会名タイムライン -時間に触れるためのいくつかの方法
開催日時2019年4月24日(水) – 6月23日(日)
参加作家井田照一、大野綾子、加藤巧、𡈽方大、ミルク倉庫+ココナッツ
主催京都大学総合博物館
共催京都大学人間・環境学研究科、東海大学 創造科学技術研究機構
後援京都府教育委員会、京都市教育委員会
企画タイムライン展実行委員会
助成公益財団法人 花王芸術・科学財団、公益財団法人朝日新聞文化財団
協力イダショウイチスタジオ、KAYOKOYUKI、豊田市美術館、株式会社ニコンインステック、東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)、株式会社 堀場テクノサービス、森絵画保存修復工房

​書誌情報

編集「タイムライン——時間に触れるためのいくつかの方法」プロジェクト アーカイヴ制作チーム(加藤巧 田口かおり 𡈽方大 清水泰介 増田千恵)
デザイン熊谷篤史
判型A4
頁数80
定価2000円(本体)
発行this and that 2021年01月
目次
  • 田口かおり「序」
  • ステイトメント「タイムライン——時間に触れるためのいくつかの方法」
  • 井田照一「2018.2.11‒7.13 作品調査《Tantra》」「作品分析《Tantra》」
  • 大野綾子「2018.9.30 スタジオ訪問」「梱包・輸送・展示仕様書《ねがう人、たてる人》」「作品分析 作家から提供された素材サンプル」
  • ミルク倉庫+ココナッツ「2018.11.30, 2019.3.10 スタジオ訪問」
  • 加藤巧「2019.1-4.24 制作過程《Pic-Cells》」
  • 𡈽方大「2019.2-6.23 制作記録《Artificial Garden》」
  • 図版「本展 インストール機材」
  • タイムライン「2019.4.17‒23 搬入」
  • 図版「2019.4.24‒6.23 展示風景」
  • 報告「2019.5.12, 6.8 企画シンポジウム」
  • ミルク倉庫+ココナッツ「2019.4.24‒6.23 展示期間中の保守・保全」
  • タイムライン「2019.6.24‒25 搬出」
  • 中村史子「ばらばらのままのモノと手、目について」
  • 武田宙也「垂直と水平のあいだにのびゆく生井田照一の「タントラ」をめぐって」
  • 岡田温司「作品のなか/としての時間」
  • 田口かおり「ありとあらゆる作品は、変化し続けている―「タイムライン」展における予防的修復」
  • 作家略歴
  • 作品リスト